[和敬清寂]
この4つの文字の中には、すべてのお茶の心がこめられているといわれています。
「和」とは、お互いに心を開いて仲良くするということです。
「敬」とは、尊敬の敬で、お互いに敬いあうという意味です。
「清」とは、清らかという意味ですが、目に見えるだけの清らかさではなく、心の中も清らかであるということです。
「寂」とは、どんなときにも動じない心です。
料理とお茶は、実は共通する要素があります。
まず、料理とお茶はともに、季節感や地域性を大切にします。料理人は旬の食材を選び、その特徴を引き出す調理法を考えます。一方、茶道では、季節に合った器や花、香りを選び、お茶を点てる場の雰囲気を整えます。どちらも、その瞬間の美しさや豊かさを追求するという点で共通しています。
また、料理とお茶はともに、技術や感覚が必要です。料理人は、素材の風味や調理方法、見た目や食感を考えながら料理を作り上げます。同様に、お茶を点てるためには、茶碗や茶筅の使い方、お茶の種類や濃さを調節する技術や感覚が必要です。
さらに、料理とお茶はともに、お客様に喜んでもらうことが目的です。料理人は、お客様に美味しい料理を提供することで、喜びを与えます。同様に、茶道でも、お客様に美味しいお茶を提供することで、心身ともにリラックスさせ、喜びを与えることが目的です。
こうしてみると、料理とお茶は、共通する要素が多いことがわかります。
何が私をそこまで茶道に魅了したのかは謎ですが…長年にわたって茶道のお稽古を積み、裏千家茶道家元より茶名をいただき、現在離れています。そうそう、故にお茶事で振る舞う「茶懐石」はもちろんお創りしてきました。
数年前は師事くださった先生に声をかけられ点前を披露しました。
とはいえ、私が店内で茶道を披露することはないですが【オチはここですね】。お客様が楽しめるのは、私の料理だけです。(^▽^)/
私の料理の要素には「茶道」を感じるときがあるかもしれませんね。
今夜も新大阪は夜景がきれいです。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。 辻
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